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生きなくちゃ(「4才、ウンチ記念日」自信を持って確定-2007-09-09)

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★生きなくちゃ

「4才、ウンチ記念日」に「息子の特徴」を書きましたが、書き漏らしてしまったことがあったので、以下の3つを追加しました。

・頭に思い描いた欲求を止めることが困難 →家庭では、食べ物の要求に困っている
・拒絶が強い →特に場所の拒絶が強く、ピーク時は公共の施設へ行けないほど。現在は、海以外は克服したように思うが・・・
・多動はない →最近、少し落ち着きのなさが出てきたかも?

昨日、家族3人でボーリングに行ってきました。
息子にとってはじめてのボーリングです。 拒絶が強くて行動範囲の狭かった息子に、また一つ、“楽しい場所”が増えました。

ボーリング場に着くと、隣接したゲームセンターの音と合わさり、すごい音量でした。 息子は、駅のホームで電車が通過する時に耳塞ぎをします。 ボーリング場の音はもっと耳障りで大きいように思いますが、全く気にならないようでした。
息子は、ゲームセンターのボーリングや、おもちゃのボーリングは好きです。

だから、「ボーリング=楽しい」というイメージはあったようです。 高揚した気分が、苦手を感じにくくしたのかもしれません。 ガターに落ちない柵のような物を立ててもらい、息子用に一番軽いボール、17㎝の靴を借りました。
息子の気持ちが変わらぬよう、テキパキと準備しました。 親もテキトーに準備完了。 途中、何度か逃げてしまったりもしましたが(疲れた?飽きた?)、子供用補助具も使いつつ、2ゲームを無事に終了しました。

 

順番を守ることができ、投球拒否もなく、上出来です。 普通のことが普通にできるってこういうことなんですね。 普通にできるって、幸せなことです。 息子の心の中にある「拒絶」が私たちの前に立ちはだかり、妥協と諦めを繰り返し、涙も枯れたあの頃の私に、今の息子を見せてあげたいです。

頭では分かっているのですが・・・幸せを感じることに慣れてくると、鈍感になってくるのかもしれません。 幸せはどんなに大きくても、心の中にすぐに溶け込み、思い出に変わってしまいます。 きっと皆そうですよね。 赤ちゃんが初めて歩いた時は感動しますが、毎日歩くようになったら、毎日感動というわけではないですよね。

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嬉しかったり、かわいかったりはすると思いますが。 「できるはずなのに、なぜできない」という悔しさや悲しさは、いつまで経っても心に残っています。 できた時の思い出よりも、できなかった時の記憶の方が深く心に刻まれています。 いらない記憶を削り取れたらいいのに。 成り行きで帰りに玩具店に立ち寄ることになりました。

息子が欲しい物をねだる前に、「今日は何も買わないよ」と言い聞かせてからお店に入りました。 しかし、誘惑に勝てるわけがなく、買うことになりました。 いや、実は「欲しがったら買ってもいいかな」と思ってたのです。

きっとその気持ちが通じてしまったのです。 なぜなら、トイレでウンチをしたからです。 (「4才、ウンチ記念日」参照) でも、まだ偶然かもしれないし、運が良かっただけのかもしれないので、本当はちょっとタイミングが早いかと迷ってました。

もうブームが落ち着いてきたかと思われたプラレールでしたが、新しい車両がまた増えました。 息子は4才になった頃から慢性便秘気味です。 お尻を痛がったり、食欲がなくなったりします。 それまでは快便過ぎる位(新生児の頃は一日8回も出てたことも!)でした。 考えられる原因は、偏食とストレスです。 整腸剤と下剤は常備薬です。

 

整腸剤で頑張っても駄目なら、下剤を使います。 ストレスに関しては、親としてはいつも気をつかっているつもりです。 でも、生きていくには避けられないものです。 「4才、ウンチ記念日」は、便秘で苦しんでる日でした。

満足な排便のないまま次の日を迎え、その日は、トイレへ誘いませんでした。 「早くトイレでウンチをして欲しい」という私の強いこだわりをぐっと押さえ込み、オムツの中でもいいから、とにかく満足な排便をしてくれることを願い、優先させました。 トイレに行くことがストレスかもしれないと思ったからです。

偶然かもしれませんが、オムツの中で、便秘は解消されました。
そして今日。

「ママ、ウンチ」

不意な息子の知らせに、焦ってトイレへ連れて行った私は、DSを持参することを忘れてしまいました。息子に指摘され、指定されたソフトを入れ、息子の待つトイレへ戻りました。

「4才、ウンチ記念日」は偶然でも、運が良かったわけでもありませんでした。
息子はちゃんと意志を持っていたのです。 それが証明され、「4才、ウンチ記念日」は確定しました。

息子よ、堂々とプラレールで遊んでね。

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