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生きなくちゃ(生きにくさの原因は?-2007-09-17)

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★生きなくちゃ

昨日の「嘔吐恐怖症と自閉症の関係」ですが、書きたいことがまとまらずに中途半端になってしまいました。そして、 「続きは夢の中での宿題、ということで。」 などと書いたくせに、パソコンを閉じて爆睡してしまいました。 夜の心の薬は強いようです。 頭の中はまとまらないままですが、昨日の続きから書いてみることにします。

今日も嘔吐恐怖症のことは「恐怖症」と、伏せた表現をします。 昨日書きたかったのは、こういった内容です。 私が恐怖症を悪化させたのは、私のせいでも息子のせいでもなく、「(息子の障害である)自閉症のせい」と思っていたということです。 私は精一杯頑張っていたし、非はないと思っていました。 しかし、息子の育てにくさが落ち着いてきた時、やっと気づきました。

私にも問題があるのではないかということです。 なぜなら、私の病は悪化する一方だったからです。 恐怖症による不安や、主治医が診断した「鬱状態」以外にも原因があるはずだと思いました。 主治医に尋ねると「人格の問題」と言いました。 要するに、性格の偏りがあるということです。 これは納得できませんでした。

先天的にも後天的にも、ここまで生きにくい人格になる原因がないと思ったからです。 私としては、発達障害ではないかと思いました。 息子の障害を勉強していくうちに、私も当てはまる点が多いことに気づいたのです。 私が「自閉症」だとすれば、生きにくい理由がしっくりとくるのです。

私は幼い頃から生きることに不自由を感じていました。 「普通って何?」 「普通になりたい。普通以上になりたい」 と、“普通”にこだわって生きてきました。 “普通”にこだわることが、私の普通でした。 ピンと張った糸のように、いつも私は緊張していました。 本来持っているもの以上を出してきました。 自然体ではありませんでした。

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何とか取り繕って社会人までやってきました。 きっといつも無理をしていたのでしょう。 休日はぐったりしていました。 本当の私って、何なのかが分からないまま、大人になってしまいました。 私の限界は育児中にやって来ました。 まず、“普通”へのこだわりを捨てなくてはなりませんでした。

息子は“障害児”だったからです。 私なりに培ってきた生きる基準を失いました。 どうやって生きればいいのかが分からなくなりました。 日常は私のこだわりと、息子のこだわりがぶつかります。 いつも私が折れなくてはなりません。 こだわりを自分の中で処理しなくてはなりません。 ストレスは溜まるばかりです。 心が疲れるばかりで、ぐったりする休日を持つことができず、安定して生きるための調整ができなくなりました。 ストレスの蓄積を感じるようになりました。

そして、小爆発を繰り返してしまっています。 息子と似てるところはあるのに、息子のことが全然理解できません。 柔軟に受け入れることができません。 そして、心の病は悪化してしまいました。 ちょっとしたきっかけで、不安パニックを起こすようになってしまいました。 落ちるところまで落ちてしまいました。 人生最大の挫折です。

妊娠中から張り切っていた育児が張り切れなくなりました。 育児の楽しさが分からなくなってしまいました。 生き方も、生きる意味も、分からなくなってしまいました。 また眠気に負けてしまいました。

何を書いてるかが分からなくなってきました。

実家に居るのに、夜中しか時間がとれないのが残念です。 また続きが書けることを祈りつつ、おやすみなさい。

コメント

  1. たまごん より:

    はじめまして、

    私も正にそうでした。読ませて頂いて、昔を思い出しました。
    たぶん、今が自己を探る時期にきてるのかもしれないですね。なかなか、大人になると解らなくなるもんで、簡単じゃないですが、それが解ってからどうされるか・・・という事に興味があります。どうされるのですか?

    • 友芽(たまごんさんへ) より:

      たまごんさん、初めまして!コメントありがとうございます。

      この記事は6年近く前に書いたものです。あの頃は頭も冴えていて、いろいろ考えてました。
      今はあの頃よりボケーっとしています。こんなに考えられなくなってしまいました。考える機能が退化したのかな?これは大きな変化です。

      あの頃は息子のこと100%で生きてたけど、今は自分のためにも生きたいと思っています。
      自分に優しくする。
      自分を支援する。
      自分を褒める、許す、諦める……
      息子にしてることを自分にもする。

      うつ状態が続いていて、ごまかしつつ生きてるので、自信を持って言えることはないですね…

  2. たまごん より:

    ああ、そうだったんですね。6年前の記事に私は、まるで今日の事のように質問してたわけですね。日付みてなかったです。でも、却って知らなかったんで、その後の心境を聞かせて頂くのに、本当のことが訊けてよかったです。すいません、づかづかと心に入ってきてしまって。私も、自閉っ子を持つ母で、うつも経験しました。診断を受けた当事は、右往左往して精一杯がんばったんですが、ほんとに今はスローになってます。それなりの人生を歩めるようになったというか・・・その中で、一喜一憂できるようになったというか・・・自分を見つめるって大事なことなんじゃないかと思います。客観的に見て、周りとどう生きているのかを考え直すことが、人生のど真ん中にありますね。

    • 友芽(たまごんさんへ) より:

      再びコメントをありがとうございます♪
      お返事が遅くなってしまい申し訳ないです。何度も書いては消していました。
      表現する力が衰えてしまったようです。

      育児をする上でたくさん傷つき、心を守るためでしょうか、もともと備わっていた機能が衰えました。退化です。
      表現力、記憶力、頭の回転、人付き合い…
      過去の私のようなピリピリした感じもないです。

      たまごんさんのおっしゃることに共感しました。
      たまごんさんも似たような苦労をされたのかもしれませんね。

      また気軽に書き込みしていただけたらと思います。

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