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生きなくちゃ(先生や園児に恵まれている息子-2007-10-18)

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★生きなくちゃ

いつもは息子を保育園に送り出したばかりの、 “一日で一番心が安定している時間” に、記事を書いています。 息子が保育園から帰宅して、 “二人きりの一番不安の強い時間” は、携帯をほとんど握れません。 パソコンなんてもってのほかです。 そんな余裕はありません。 不安障害になってしまった私は、毎夜、生きた心地がしません。 だけど、弱い薬を気休めに使い、助けを貰いながらも耐えることで、この暗くて長いトンネルを抜けることができると信じています。

私にはゆっくり療養する時間はないですが、つらいことに立ち向かう方が早期回復に繋がると考えています。 我が子がいる以上、そう考えるしかないのです。 私が高熱を出したことをきっかけに、息子は朝の延長保育を利用するようになりました。 夫が保育園の最寄駅に下車して送ってくれます。 夫の会社の始業時間に合わせると、延長保育となります。 今までより30分位早い通園です。 時間外なので担任の先生ではなく、教室も違いますが、息子は嫌がりませんでした。

何でもかんでも拒絶していた頃のことが嘘のようです。 あの頃だったら保育園内にさえ入れなかったことでしょう。 道もあまり歩いてくれず、抱っこかバギーばかりだったので、手を繋いで通園などできなかったことでしょう。 それは3才になる頃まで続きました。 4才になった頃、息子は殻を破り、自ら外界と接触するようになっていきました。

4才になってすぐ、年中として入園しました。 息子自身の成長はもちろんですが、先生やお友達のおかげだと思います。 入園を考えなければならなくなった昨年秋、息子の身辺自立の遅れと、私が心の病を患っていることから、療育で保育園への入園を強く勧められました。 私は何となく幼稚園に入れて当たり前と思っていました。

しかし、療育で言われたことはもちろんですが、幼稚園の行事の多さが息子の負担になることは間違いないし、何より、幼稚園選びや見学さえも拒絶で不可能だったので、保育園にするしかないと諦め半分で決めました。 私が一人で保育園を選び、見学や説明会に参加しました。

5ヶ所のうち、2ヶ所は障害児の受け入れをしていませんでした。 障害児受け入れ有りの3ヶ所のうち、2ヶ所は定員一杯でした。 障害児受け入れの有無や定員のことも関係なく、とりあえず見学や説明会だけでも行ってみました。 1ヶ所だけすごく気に入った保育園がありました。 園児たちや先生方の雰囲気が温かく、伸び伸びしていたのです。 その保育園は唯一空きがあり、障害児も受け入れていました。 保育園へ息子を迎えに行った時、私はクラスメイトの女の子と、ちょっとした会話をしました。

最近私によくお話ししてくれるようになった女の子です。 夕方の延長保育の子供たちは、夕方からの先生に紙芝居を読んでもらっていました。 私と息子は、教室の端っこで帰り支度をしながら、先生から今日の報告を聞いてしていました。 すると、教室にジャーという音が響き渡りました。 私がさっき会話をした女の子がおもらしをしてしまったのです。

身辺自立やお話がしっかりしている子なので、私はギャップにびっくりして硬直していると、 「大丈夫?」 「大丈夫?」 「大丈夫?」… 子供たちは動じることなく、その女の子に声をかけているのです。

男の子が一人、 「トイレですればよかったのに」 と言ったら、先生に叱られてました。 でも、男の子には悪気はありません。

息子は恵まれていると確信しました。 息子は完全オムツにすることで、保育園生活が安定しています。 なぜかトイレが嫌で、我慢できずにおもらししてしまったことがトラウマになっているからです。

おもらしやオムツでいじめられやしないかと心配していましたが、全くそういうことはないようです。 息子は友達に好かれているそうです。 息子が保育園に行っている間、ドラッグストアでビッグのオムツのお得用パックを買いました。
オムツのボリュームのおかげで、トイレットペーパーが買えませんでしたが、細々としたものは買いました。 買い物かごから袋に詰め、帰ろうとすると 「奥さん!!」 買い物かごに忘れものをしてしまった私を呼び止めてくれた人がいました。 

お礼を述べ、立ち去る時、ふと思いました。 「母より年上の人に「奥さん」と呼ばれてしまったということは、息子と歩いていなくてもおばさんに見られたということか??」 と。
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まだまだ頑張って若作りしてるから「お姉さん」のつもりでしたが、やっぱり老けたのですね。 息子を産んでから、一気に老けた気がします。 老けるだけのことはありましたから。

でも、つらいことを経験するということは、人間としては魅力的になると思いますが… 「奥さん」ではなく「奥様」を目指しましょうかね。

今日は小綺麗にしてトイレットペーパーを買いに行きます。

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