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2006/09/06 療育センター《医師》●診察(経過報告)《ソーシャルワーカー》●幼稚園相談

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★自閉症スペクトラム記録★

療育センターで二度目の診察を受けた。

初診から約4ヶ月が経った。 診察の後は、担当(お世話係?)のソーシャルワーカーに今後のことを相談した。
担当がベテラン保健師から、産休から戻ったソーシャルワーカーに変わった。 これを書いてるのは療育に行った次の日だ。心身共に疲れている。

気球

By: iskws

タロウの乗り物酔いと格闘したから仕方がないが、それ以外で心に引っ掛かってることを追究してみようと思う。

まずは診察。

「どうですか?」との医師の問いに、制限時間も、医師が求めていることも知らずに、タロウのことをひたすら話した。

私の気持ちや夫婦関係のことまで話した。  

「自閉症は受け入れることができても、自閉症の子を育てていく気力はもうない。この3年で私は“伸びきったゴム”になってしまった」 と話すと、先生は私のことを否定せず、 「仕方ない。無理はしないでいい。

焦らずに。幼稚園も必ずしも来年から入れなければならないわけじゃない。子供も成長して変わっていくから大丈夫」 だいたいこんな感じのことを言ってくれた。ちょっと救われた。

私が変われなくても、タロウが先に変わってくれるかもしれない。そしたら私も変われるかもしれない。他人が私を否定しようとも、自己否定はやめよう…。   私の育児は間違えてないらしい。タロウの気持ちをよく見抜いた私の、無理をさせない今までどおりの育て方でいいようだ。 ふーん…やっぱり自閉に効く魔法などないんだね。

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当たり前のことができず、絶望し、妥協し、小さなことで喜ぶしかない毎日なのに、これでいいのね。 次の診察は半年後、ちょうどタロウの4才の誕生日の日だ。 そうだね、診察ってほぼ経過報告するだけで、自閉症が治る方法も薬も魔法もないから、頻繁に行く必要はない気がする。 治るなら何度でも行くけど、乗り物酔いがあるから、正直、デメリットの方が多い気がする。

診察室を後にし、別室でソーシャルワーカーと話した。 6月に療育へ行った時、担当が変わると知らされ、紹介だけ受けていたが、それからは会うこともなく、電話のみで話をしていた。

突然の相談にも、丁寧に接してくれていた。 なわけで、ソーシャルワーカーの顔を見て話すのは初めてだった。 ソーシャルワーカーには私のホムペの存在を明かしていた。 私が命懸けで作っているホムペだから、顔を見て反応を聞くのはちょっと楽しみだった。が、あまり関心も感心もないようで、話題に上がらなかった。

私は内心、ガッカリしていた。   確かに、大勢を担当しているだろうから、私ばかりに時間を取れるわけがない。それでも見たくなるほどの文才が、私にはなかったんだ。 事前に相談したいと予告していた、幼稚園や保育園のことを中心に話を聞いた。

さばさばと頼もしく教えてくれて、とても参考になった。 でも一つ引っ掛かることが…   「年中からは必ずどこかの集団に所属するべき」 と強い意見。

あぁ、私、自分を守るために、『幼稚園なんて義務教育じゃないし、必ずしも2年行かなくてもいい』なんてホムペのどっかに書いたっけ… もちろん、本気なんかじゃない。

自分を犠牲にするために私は生まれたわけじゃない。 私は私の心も守らなければならない。 だから、時には嘘もつくし、逃げ道を作ったりもする。 自閉症児を育てるための理想はいくらでもあるだろう。

でも、育てているほとんどの人は、自閉症の素人であり、当たり前の幸せを求めている。 誰に任命されてこんな苦労を背負う羽目になったの?誰が褒めてくれるの?

親に理想ばかり押し付けちゃ、ちょっとかわいそうじゃない?

ソーシャルワーカーさん、もし不愉快にさせてしまったらすみません。

て、読んでないですかね。

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