タロウにたった一つのお願い事をした。
私のお手本を真似して字を書いて欲しい、と。
タロウはできなかった。 タロウの書いた字を携帯で撮り、ダンナを喜ばせようと思ったのだが、私のひらめいた案は、“自閉症”により踏み潰された。
タロウなりのできない理由があるのだろうが、自閉症だからって何でも許されるわけじゃない。
タロウは苛立つ私に怯え、パニックを起こしていたのだろうか、関係のない文字を書いたり、関係のない言葉を口にした。
火に油を注ぐ“自閉症”。
“自閉症”の勉強が足りない? 自然な感情を持ってはならない?
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