あの頃の私が、このブログを見つけたとしても、 「なんだ、全然手がかからないし、のんきじゃん」 と思ったことでしょう。
そして、二度と訪れないかもしれません。
ちょっと待って! あの頃の私! 大丈夫。
あなたの子供は想像以上に成長しますから。 息子の癇癪対応の毎日。
とうとう、親子友達との付き合いもできなくなってしまいました。
親子サークルに入りたくても、息子を連れて行く自信がありません。
息子が“普通から大きくはみ出した部分”を、全部私がフォローしなくてはならないからです。
息子の興味のある店、とくに書店は、気になる本を片っ端から開き、何時間でも離れません。
思い通りにならないと、癇癪を起こします。 床に寝そべって号泣し、暴れるのです。 癇癪対応のプロになれそうです。 拒絶も激しいです。 公共の施設に拒絶し、入れません。 体の発達に遅れはないのに、外ではほとんど歩きません。 ごく当たり前のことが全然できません。 息子が2才の頃のことです。 思い出して書いてみました。 ほんの一部ですけど・・・
確かに、あの頃と比べたら“のんき”かもしれません。 想像以上に成長しました。
「まさかこうなるとは!」
と感激することも多々あります。
息子の成長を感じることができる私も、実は変化しているのかもしれません。 その変化は、成長と言える部分ばかりではありません。 何十年もかけて出来上がった性格や性質を、無理矢理ねじ曲げて変えたりもしました。 もう、元の人格や人柄は忘れてしまいました。 きっと別人です。 あの頃とも、息子を産む前とも違う人です。
これを成長と言えるようになったら、きっと素敵なママに一歩近づいたと言えるでしょう。 「普通の子とは違うけど、それは早いうちに手がかからなくなるから」 1才半健診の時、医師に言われました。
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その言葉を信じ、頑張り、耐え続けたあの頃のことを思い出すとせつなくなります。 しなくてもいい苦しみや悲しみをいっぱい経験してしまったし、息子の障害の発覚が遅れてしまいました。
子供をうまく育てられなかったりすると、母親が責められます。 真面目に一生懸命育児しているのに、家族からも他人からも口出しされました。 褒められることはないのに。
実は今でも、同じ障害のお子さんを持つ方のブログを読む時は、恐る恐るです。 すごくポジティブで、 「この子で良かった!」 とか書いてあったらどうしようと思ってしまうのです。
私はそこまで変われないと思うし、もし、そこがゴールなら、気が遠くなるばかりだからです。
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