昨夜は心が荒れ、放心状態でした。
深夜になっても、お風呂にも入らずにネットサーフィンしている目は、画面の向こうをぼんやりと眺めていました。
「ある出来事」
の刺激が強過ぎたのか、夜の薬が効き過ぎてしまったのか、自分でもよく分からなくなっていました。 私はショックなことがあっても、時間が経たないと自分の身に何が起こったのかがよく分からないタイプなのです。
現在、息子を連れ、実家にちょっと長い里帰り(居候)しています。 自宅での不安が蓄積し、限界になったら、実家に避難させてもらっています。 実家の家族には多大な迷惑をかけています。 昨日は父と衝突しました。それが「ある出来事」です。 きっかけは、私が息子を施設に預けたいと言ったことです。
父は私に指摘し、私を否定しました。
●私の心が弱いから鍛えなおさなければならない
●老後の楽しみができないで迷惑している
●息子が片付けもせず散らかしてばかりなのは、「男はそういうもんだ。絶対に直らない」
●「施設に入れるなんて自分のためだろう。かわいそうだ」
●「親に過去のことをよく文句言ってるけど、自分は言われないようにしろ」
など・・・ 怒りと悔しさと悲しさに、体が震えました。 泣きそうだったけど、絶対に泣きたくはなかったので泣きませんでした。 父にとっては有意義な討論会だったようですが、私は腑に落ちませんでした。
父は息子の自閉症のことを知ろうともしません。 興味もないし、ネットでさえ検索したことがないと思います。
知識はゼロです。 障害を受け入れたくないからでしょうか、楽観的に考えています。 将来優秀な大人になると本気で信じてるようです。
それでもいいと思ってます。
父は息子の父親ではないのですから。 でも、私の病気のことも全然知らないのです。 私の病気の苦しさも、自閉症の息子を育てる苦しさも理解せず、父は激しい剣幕で古臭い考えを押し付けました。
当然、
「よし、頑張るか」
なんて思えません。
今朝、心は空っぽでした。ただ、心が深く傷ついている痛みはありました。 息子が私の異変に気づき、
「ママしゃべれる?元気ある?」
とたずねてきたので、作り笑顔で
「元気だよ」
と答えました。
[ad#yume_inline]とりあえず頓服(抗不安薬)を飲みました。 母は息子を連れて児童館へ行きました。母は母の考えがあったようですが、会話はありませんでした。
「無理しなくていいのに」
私はそれだけ言いました。 夫はいつもお昼休みに電話をくれます。
今日は、夫から電話があることもすっかり忘れていました。
「調子はどう?」
と状況確認の言葉をかけてくれた夫に、
「うん、昨日ね・・・」
と淡々と話していると、私は子供のように泣きじゃくってしまいました。 突然のことに、自分でも驚きました。電話の向こうで夫が困っているのが分かりました。 短い時間でしたが、夫と話したら心がすっきりしてきたのです。
不思議でした。
夫には心配をかけてしまいましたが。 私は物心がついてから、世渡りが下手なりに、まじめに一生懸命生きてきました。 そんな私だから、息子は計画出産で、育てる意気込みも充分にありました。
私は負けず嫌いだし、努力も惜しみません。 勉強も工夫もしたし、親のエゴもできる限り捨てました。
でも、うまくはいきませんでした。 私の心の病が頑固に治らないので、根本的な原因を模索中です。 生きてきた中で今が一番つらくて苦しいです。 実家の家族や夫に迷惑ばかりかけていることも、申し訳ないです。
なさけないです。 結果が出せなかったら、どんなに苦しんでいても評価されないのでしょうか。 私の築き上げたものは、なかったことになってしまうのでしょうか。
きっと私には、息子を育てる能力がないのでしょうね。
不器用なママが当たってしまった息子はかわいそうですかね。 ふと思い出しました。私が幼い頃の感情です。
いかにもお母さんらしい肝っ玉かあちゃんよりも、優しくて穏やかなお母さんに憧れてました。
息子は私のことを
「かわいくて大好き」
らしいですが、こんなママでいいですか?
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