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2007年7月29日 乗り物酔いと恐怖と新幹線の思い出

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3才の盛夏 ~母動けず息子止まらず~

先日、タロウと母と3人で、新幹線に乗り、東京駅まで行って来た。

結果、大変だった。私の経験値はアップしたし、タロウも楽しめたようだけど、しばらくは遠出したくない。

私たちに、遠出を普通に楽しめる日は来るのだろうか。

 

日記にも書いたが、いろんな思いがあった。正直、タロウとは遠出したくない。

乗り物酔い、こだわり、ぐずり…悪夢の思い出が蘇る。

でも、私の思いが勝った。タロウと出掛けた楽しい思い出を、一つくらいは作りたかった。

新幹線

新幹線

まぁ、負けず嫌いな私の妥協したエゴなんだけどね。 で、タロウが確実に喜びそうな『新幹線に乗ること』を選んだ。

東京駅なら、この辺では見れない違う方面の新幹線も見れるし、新幹線の各停なら3つ目だから適度かと思った。

とはいえ、タロウのことはほとんど全て母任せだった。 私は行く前から緊張し、いつもみたくお腹を下したりはしたかったものの、動悸がして青ざめ、体が軽い金縛りのように動けなくなってしまった。

私は自分を保つことで精一杯だった。 新幹線に乗った。田舎から都会へ。田舎はかなり加速し、飛行機の滑走路を思わせた。タロウは喜んでいる様子だったが、私は少し酔った。

1つ目の駅に着き、東京駅まであと2つ。タロウの様子がちょっとおかしくなってきた。ため息を繰り返し、 「お腹がいたーい。お腹が痛いよー」 次の駅に下りることにし、母がタロウをおんぶし、私は荷物を抱え、デッキに移動した。

停車のアナウンスから実際に停車するまでが長く感じた。 タロウは吐かずに耐え抜いた。

下車したのは東京駅の隣駅、あと少しだった。 タロウは降りてすぐ元気になった。私の回復はゆっくりなので、新幹線の写真を撮りながら、テンションを上げた。 駅のベンチで新幹線を1本見送り、1時間後、また東京行きの新幹線に乗った。

東京駅に1時間38分(うち休憩1時間)で到着。 東京駅では新幹線を見学し、お土産を買った。

タロウは手を繋いでたくさん歩いてくれた。

東京みやげ

帰りの新幹線に乗った。 2つ目の駅を出て、新幹線は田舎加速地帯?に入った。次は最寄り駅に到着だ。

無事を祈るもつかの間、タロウの「お腹痛いよ~」が始まってしまった。

発車したばかりだから、しばらくは下りることができないのに。

タロウをおんぶした母とデッキに立った。吐き気MAXの前に寝かせる作戦だ。母とはつうとかあである。

私は手でタロウの目を覆った。案外すぐ寝てくれて、一安心だ。

15㎏を超えた巨体を母が運び、無事に帰宅した。

私がダメ人間なのは、自覚している。タロウのことをほとんど母に押し付けたから。

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だけど、私は私で精一杯恐怖と戦った。最初にも書いたように、経験値はアップしたと思う。

母もそれは理解してくれている。

それでもダメ人間には変わりないけど。

タロウは外の景色を夢中で見てしまうから、どんな乗り物でも酔うことが分かった。

景色を見ることを楽しんでいるのに、やめさせることなんてできない。

結論として、酔うことは止められない。

今回のことは、楽しい思い出になったのだろうか。

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