3才の向暑　～鬱の中、動き出す夏～

昨年と同じ、母と私とﾀﾛｳの３人で、 『湘南平塚七夕まつり』 に行ってきた。 神奈川県平塚市の、七夕頃の数日間、街は大規模な数多くの七夕飾りと露店が並び、人でごったがえす。 最寄り駅に着くと、ﾎｰﾑに人が溢れていた。改札から先は満員電車のよ...

療育ｾﾝﾀｰの担当保健師に相談の電話をした。 ﾀﾛｳが飲み物にひどくこだわること、固形物をあまり食べないこと、 そして、施設に入れることをちょっと考えてることを。 保健師はﾍﾞﾃﾗﾝだ。 今までどれだけの自閉症児を見てきたのだろう。話してい...

とうとう母も言い出した。 「ﾀﾛｳを施設へ預けようか」 このままだと母も心身を壊すのではないかと心配してた矢先の言葉だった。 母はﾀﾛｳがろくに食べもせず、飲み物に強くこだわることが悩みらしい。 ﾀﾛｳのこだわりは呪いのようで、ﾉｲﾛｰｾﾞ...

ここんとこのﾀﾛｳは、固形物をあまり食べない。 悩むな落ち込むなと言われても無理である。 食べないだけでも心配なのに、飲み物にこだわり、ﾉｲﾛｰｾﾞにさせる。 ﾀﾛｳのこだわりは、まるで呪いようなしつこさだ。 １年前のｺﾗﾑを読み、切なくて...

私の心の中に癌細胞のように成長しているものがあり、どうしようもなく、怯えて生きている。 心の蓋をゆっくり開けてみよう。   あぁ、書くことでこの苦しみがなくなるなら、私は何千回でも書くというのに。 「吐くのも吐かれるのも絶対に無理」とは昔か...