とうとう母も言い出した。
「タロウを施設へ預けようか」
このままだと母も心身を壊すのではないかと心配してた矢先の言葉だった。
母はタロウがろくに食べもせず、飲み物に強くこだわることが悩みらしい。
タロウのこだわりは呪いのようで、ノイローゼにさせる強さがある。
もうみんな、精神的に危険であり、お手上げだ。 母と私だけは解ってる。
タロウを保育園やヘルパーに預けてもあまり意味がないということを。
私は日々の“呪い”だけで精一杯。
施設のことを具体的に進める気力がない。
施設に入れたら、タロウから明るさが消える予感がする。
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