昨年と同じ、母と私とタロウの3人で、 『湘南平塚七夕まつり』 に行ってきた。
神奈川県平塚市の、七夕頃の数日間、街は大規模な数多くの七夕飾りと露店が並び、人でごったがえす。 最寄り駅に着くと、ホームに人が溢れていた。改札から先は満員電車のようだった。
タロウにとってここまでの人込みは初めてだが、拒絶せず、手を繋いで進んでくれた。
タロウが不安なのは察した。
でも私は、タロウの限界ギリギリまで歩かせたかった。
タロウが「抱っこ」と言ったのは、お化け屋敷の存在に怯えたからだろう。私はすぐに抱っこした。
道を曲がっても違うお化け屋敷があり、タロウは泣きながら「お家に帰る」の一点張り。
人込みが自由を奪い、視界を遮り、タロウを背負う私たちもつらかった。
で、帰ることにした。 タロウのことばかり気にしていて、どんな七夕飾りがあったかを覚えていない。
が、有料で短冊に願いごとを書いた。
『穏やかに暮らせますように』
[ad#yume_inline]謙虚、だよね? 昨年の七夕まつりが昨日のことのように思い出されるが、その頃よりタロウは成長し、私は変わった。
タロウは落ち着き、私はタロウに“普通”を期待しなくなった。
タロウと私だけが倍速で生きてるみたいだ。
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