花火大会に向けて。 「タロウに期待しない。期待しても絶望するだけ。」 会場に入れないこと、入ったとしても椅子に座れないことを覚悟した。 昨年は会場に入れず、会場の周りを抱っこでぐるぐるしてたっけ。 ちょっと離れた河原で打ち上げられる花火を、近所の会場で観る。昼間はお祭りをしていて、夜は花火の観覧場となる。 タロウとダンナは昼間のお祭りに行った。
カブトムシやスーパーボールをお土産に帰って来た。 どうやら楽しめたようだ。 先週の盆踊り大会で、タロウはお祭りムード(大音量と人込み)を克服したのかどうかは分からないけど。
さて、もうすぐ花火の時間。タロウが少しでも落ち着いて花火を観れるよう、観覧会場には打ち上げが始まる前に待機する予定だった。 しかし、タロウは昼間の水遊びで爆睡していた。
「お祭り行ってガリガリくん食べよ」 と、起こすこと30分。
ドンドンパンパン花火の音の中、爆睡するタロウを無理矢理起こした。 今回は盆踊り大会のように無料でガリガリくん(アイス)を配られることはないが、嫌がっていた盆踊り大会をガリガリくんで好きになったんで、家からガリガリくんを持参した。
タロウをダンナが肩車して、すぐ近所の花火観覧会場へ、さあ出発だ!
あれ?普通?タロウ寝ぼけてる? ダンナの焼鳥を買い、たくさん用意された椅子やベンチから空きを探し、座った。
おとなしく座り、ガリガリくんを食べるタロウ。
喜びよりも拍子抜けしてしまった。 花火、克服?
あまり興味もなさそうだけど、拒絶はしてなかったもんね。 遅刻したんで、花火はちょっとしか観れなかった。 出店でヨーヨー釣りや金魚すくいをして帰った。 去年の花火大会の絶望は何だったのでしょう。
克服した時の喜びはほのかなもので、絶望ほどの衝撃的で大きな感情の動きはない。
“普通”という基準が邪魔だ。
大喜びしなくちゃね。
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