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2007年5月17日 奇妙なタロウ

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3才の新緑 ~タロウの進歩、私の停滞~

タロウの奇妙な言動に唖然とすることが増えた。

療育の先生と遊んでる時、タロウは複数回、一瞬だけ別世界に飛んだ。

公園でも、別世界に心が飛び、独り言を言いながら遊具で遊んでた。

一番奇妙なのは、((ミ゚o゚ミ))の歌もセリフも間のCMも観ながら演じ切ること。

もしかして丸暗記済み?

食パン

By: S_e_i

 

この記憶力にして文字に興味を示さず、まるで読めない。

自閉症は遺伝の説もあるらしい。

私のように自閉傾向の親を持つ場合もあるが、エンジニアの親の場合もあるとか。

うちのダンナ、システムエンジニアだ…。

同じ遺伝子群らしい。

ま、誰の遺伝でもタロウはタロウだけど。

私は鬱の世界にいる。タロウには空元気で接している。

いいママでいる。タロウは全く気づいていない。

あいにく、人の心が読めない障害だ。

自分でどうにかしなきゃならないのに、ほんの少し湧くエネルギーはすぐにタロウに費やされてしまう。

1才半健診の医師に「この子は進んでいるだけ。

今が頑張り時」と言われ、明日こそは、来年こそはと、育てやすくなる日を信じて頑張ってきた。

しかし、タロウは進んでなんかいやしない。

むしろ遅れている。

明日にも来年にも目指したゴールなんかない。

やる気は失せた。生きていく気も失せた。

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私だけ消え去りたい。

このままではダンナがいつ浮気するか分からない。

ダンナの脳みそなら、全面的に私が悪かったことにするだろう。

これから書くことはあくまでも私の感じていることだけど、 ダンナは私に呆れ、私を軽蔑し、認めていない。

手応えがない。

タロウを育てられないのは私の能力不足せいにしている。

タロウのことを一人ポジティブに勘違いし、軽く考えている。

このままだったら、タロウを施設に預けないと私、死んじゃうかもよ?

なんて、忙しいダンナにはこんなこと聞く耳持てないよね。

妻選びを失敗したと心で嘆いているでしょ。

苦しいよ。 苦しいよ。

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