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2007年7月23日《特別編》善悪と正誤

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★じごくの育児★

今日は二度目の幼児心理相談の予約日だった。

このために自宅へ戻ったわけだ。 が、今の私は“タロウの育て方”において信じるものを失っているので、期待はできず、なんとなく行った。 前回(11/15)同様、実家から母が助っ人に来てくれ、散歩のノリですんなり家を出たが、相談の部屋に入ってからは最悪だった。

私にしがみつき、

「パパのお家行く」

「お外行く」

と号泣し、相談員(臨床発達心理士)と会話にならなかった。
前回はしばらく泣いたら遊び始めた。約4ヶ月が経ち、タロウも変わった。

道を歩くようになり、小児科で暴れなくなった。理解力がついてきた。 私はタロウのことを一番わかっている。タロウの号泣の理由は、本当に家や外に行きたいわけでも、この部屋に居たくないわけでもない。
部屋に入るタイミングが悪かっただけだ。   タロウなりの納得のいくタイミングがあったはずだ。

理解力がついたからこそ、納得のいかないことが許せず、泣いて訴えるしかなかったのだ。 私は母に「一度外へ出たら納得するかもしれないから、二人で出てみてくれる?」と言うと、相談員は予想外の反対意見を言った。

全てタロウの言いなりにならず、かんしゃくを起こされても、けじめをつける時はけじめをつけ続けなさい。泣こうがわめこうが、ダメなものはダメとわからせなさい。それをパターンとして記憶させなさい。
という内容だった。タロウへの態度も厳しかった。
前回の相談で好感を持ち、尊敬し、信頼した相談員、臨床発達心理士。プロ。 私は初めて反発心抱き、少し苛立った。   タロウは頑固に泣き続け、私は我慢しきれず、母にタロウを部屋から出してもらった。

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プロに逆らった。 約1ヶ月前、今日のこの部屋で、タロウは療育の医師から『診断はつかないが自閉症スペクトラム』と診断された。 その時、先生がポロっと言ってたことを少し思い出した。療育にも流派のようなものがあり、厳しくする派もあると。 先生からは厳しくするような話は一切なかった。 タロウの居なくなった静かな部屋で、やっと相談がスタートした。

いや、相談というより、私の疑問と愚痴だ。 いろいろ話したので、書いたらきりがないが、私の印象に残ったこと。 療育の先生の指示(視覚に訴え、簡潔に話す?)は、今困ってることへの直接的な解決法ではなく、コミュニケーション能力を上げる訓練である。 今困っている、((ミ゚o゚ミ))の観過ぎの件は、「テレビが故障した」と言ってごまかすとか、「ダメ!」と厳しく言い、けじめをつける。

我慢して爆発する前の余裕があるうちに対処する。 …さらさら言うけど、実際の現場のこと想像できる? 私はタロウの前では優しいママだ。ぶっちゃけ、タロウに怯え、演技をしているのだ。 かんしゃくを起こさせないためなら、私は何でもする。身を削り、ノイローゼになろうと。 私だけでなく、こだわりでしか表現できないタロウも苦しいらしい。

淡々と語り、タロウにも私にも厳しいあなたは、私とタロウの本当の味方? 私は間違いだったのだろうか。信じるものは何? 泣き疲れたタロウは夕方から3時間も昼寝してしまった。長い夜になりそうだ。   追伸 生きのいい魚のように暴れながら母に抱かれて部屋を出たタロウは、泣いた時間とどちらが長かったかわからない位で、普通に戻って来た。

区役所内のオブジェのビー玉を見たら、泣き止んだらしい。

区役所からは出ずに気分転換ができたらしい。
タロウはちゃんと理解してたじゃないか。

私が信じてたとおりに。

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