明日は私の誕生日。 そんなのはどうでもよくないけど、どうでもいい。 私は私である前にタロウの親なのだ。
私なんて二の次なんだ。
バッグを買ってもらっても、今抱えてる問題が無くなるわけじゃない。
母のきつい一言で消えてしまう程度の喜びだ。
明日の療育の準備の為、一人で自宅に向かった。
大きな自宅マンションの掲示板には、マンション内サークルの知らせが貼ってあった
毎朝、幼稚園バスを待つ親子達が窓から見えるのを思い出した
[ad#yume_inline]引っ越して来て1年、タロウも私も友達がいない
どこにも所属していない
私は悪くない
最善を尽くしてきたもん
「悲しいな」とだけ思いながら、用事を片付けた。
最後の仕事、ダンナの洗濯物を干している時、悲しみは溢れた
「何やってるんだろ私。こんなはずじゃなかった」 声を上げて号泣しながら洗濯物を干した、、、
私の中で、私を思いやる私が大きくなってしまい、自分がかわいそうでかわいそうでならなかった
私は抜け殻になって実家へ帰宅した
タロウのことをかわいいと思えない 私の心にはぽっかり穴が開いている。
それを埋められるのは、ダンナが身を削って私に尽くしてくれること。
それだけしか思いつかない。 満たされたい。
コメント