走り回るタロウをせっせと追い掛けていると、私を呼び止めたことを詫びながらも、おばさんがどうしても話したいという様子だった。
同じ位の孫がいるらしく、私達親子に強い親しみを感じ、微笑ましかったようだ。
私は急ぎながらも会話に応じた。
おばさんは別れる時も詫び続けてた。 タロウが空いてる陳列棚に横たわって困り果て、帰るふりして隠れていると、違うおばさんがタロウに話し掛けた。
「そこに乗っちゃだめね。降りようね。いちにのさん」
と、タロウの手を取りジャンプで降ろしてくれた。
タロウは素直だった
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