2階で着替えていると、1階から母の怒鳴り声とタロウのかんしゃく声が聞こえてきた。
あぁまたか。
と、ちょっと覚悟を決めて二人の元へ行くと、ちょうど母がタロウの手の甲をピシャンと叩いているところだった。
タロウはマ-ガリンをぐちゃぐちゃに混ぜたかったらしい。
私は母がヒステリックになる気持ちがよくわかる
でもタロウはかんしゃくを起こして頂点へ達してしまうと、もう叱っても全く無意味だ
親がヒステリックなればさらに悪化する
私は実家にいるから少し心に余裕がある
だから私がタロウの手を止め、真剣な顔でタロウを説得し続けた タロウの気持ちを受け入れて大切にしながら、それでも、食べ物は大切だから、いたずらすることは悪いことだよと。
根気強く、タロウが納得できるように……。
だんだん弱気になってきてしまった私は「夜になったら食べ物のお化けが出てこわいよ?」
お化け任せ
ピンポ-ン♪インタ-ホンが鳴った
冷静になった母がサッとタロウを抱き上げ、「お客さんだ行こ」と連れて行った
かんしゃくの頂点から下降して来たところで、気をそらすと効果的
連携プレ-だ
自宅ではこれを一人でやるのか…無理っすよ
常にかんしゃくのタロウには、昼間でも大人が2人必要だ
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