タロウが家にいると、実家の家族まで『うんざり』させてばかりなので、毎日無理矢理タロウを外に連れ出している。
『うんざり』するのは…犠牲になるのは、私一人だけでいい。
タロウとなんか出掛けたくないけど、イライラしながらとりあえず家を出る。
今日は隣のターミナル駅に電車で行ってきた。
タロウのこだわりは弱くなってるし、歩くようになったし、以前より扱いやすくなっている。
でも、私の崩壊した心は、そんな当たり前なことに感動などしない。
それより、以前よりも悪化した問題行動に嘆きたくなる。
今朝、タロウは「おえっ」と吐きそうになっていた。
以前はうまく噛めず、口の中に食べ物が張り付くと「おえっ」となっていたが、最近は違う。吐きそうになるタロウの雰囲気から推測すると、
「この食べ物に飽きた」
「飲み物が飲みたい」
「お腹一杯」
「おいしくない」
の、どれかだ。
「迷惑」 その一言に尽きる。 偏食だけでも異常的なのに。
私はタロウと二人きりで食事をしたくない。でも、今日はタロウが強く手を引き「お腹空いた」と言うから仕方がなくお店に入った。
が、水ばかり飲み、食べ物はほとんど口に入れては出していた。
[ad#yume_inline]私は衝動的にかわいいベルトを買ったが、タロウには何も買わなかった。
雑貨屋でクマのパペットを欲しがったがごまかして出てきた。
私と手を繋ぎ、飽きるまでは嫌な顔せずに買い物に付き合ってくれるなんて、うちのダンナには到底できないことだ。
タロウはダンナにはない良さをたくさん持っている。
でも、その良さを打ち消すだけの問題行動がある。
『うんざり』が重なって疲れ、また死にたくなった。
もし私が自分で命を絶つようなことがあるなら、タロウも道連れにしようと思った。
私もタロウも邪魔者なのが事実だから。
きれいごとのお説教なら聞きたくない。
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